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  3. 赤ちゃんに水道水はいつから?本当に安全? ミルク作りの注意点とは

日本の水道水は厳重に水質が管理されているため、衛生面でも信頼できるお水です。しかし、赤ちゃんに与えるとなると不安を感じる方も多いでしょう。ここでは赤ちゃんに水道水を与える場合の注意点や、ミルク作りのポイントを紹介します。

目次

1.ミルク作りに水道水を使う場合は必ず煮沸を!

2.ミネラルウォーターはOK?調乳に使える水

3.水道水でミルクを作るときのポイント

4.水分補給のタイミング

5.まとめ

1.ミルク作りに水道水を使う場合は必ず煮沸を!

水道水は煮沸することでカルキが蒸発し、赤ちゃんでも飲めるようになります。

水道水でミルクを作る場合のポイント

日本では、粉ミルクメーカーのほとんどが水道水で作ることを前提にミネラルなどの栄養分を調整しています。そのため、煮沸した水道水は赤ちゃんのミルク作りに適していると言えるでしょう。煮沸することでカルキが蒸発し、赤ちゃんでも飲めるようになります。

【水道水を煮沸する方法】

  • 水道水をやかんや鍋に入れ、フタを開けたまま弱火で5~10分沸騰させる
  • 水道水にレモン果汁を加える
  • カルキ抜き機能がついたポットを利用する

どうしてもミネラルウォーターを使いたい場合は、軟水を選ぶようにしましょう。

そのまま飲ませる場合は生後3カ月から

生後3カ月を過ぎれば、水道水をそのまま(煮沸処理を行わずに)与えても問題ないといわれています。
生まれたての赤ちゃんは胃腸が未発達なため、残留塩素などの影響でおなかを壊す可能性があります。3カ月未満の赤ちゃんに対しては、煮沸処理を行った水道水または赤ちゃん用の水を与えましょう。もし下痢などの症状が現れたら、使用を一時中止してください。

上水道用の鉛給水管に注意

家の給水管が鉛でできている場合は、水道水での調乳を避けてください。鉛給水管を通った水は鉛が溶け出している可能性があり、健康面への影響が懸念されます。

鉛の給水管は明治28年頃から昭和31年頃まで使用され、平成6年に使用が禁止されました。しかし、給水管の取り換えには多額の費用が掛かることもあり、鉛給水管を使用し続けている家庭もあります。
日本水道協会の統計によると、2014年には全国で総延長約5752キロの鉛給水管が敷設されていると判明しました。さらに、その給水管を利用している家庭は約347万世帯に上ります。使用率は全国平均で6.96%ですが、香川県では37.56%、石川県では25.16%と地域によって偏りがあります。
鉛給水管を使用しているか知りたい場合は、地域の水道局に問い合わせてみましょう。

2.ミネラルウォーターはOK? 調乳に使える水

塩素が含まれないミネラルウォーターなら、赤ちゃんに与えても安全と思っていませんか?実は、ミネラルウォーターに含まれる成分が赤ちゃんの胃腸の負担になり、体調不良を招く可能性があります。ここではミルク作りに適した水の選び方を紹介します。

ミネラルウォーターを使うなら軟水を選ぶ

硬度の高い水(硬水)は赤ちゃんの胃腸に負担をかけ、下痢などの症状を引き起こします。ミネラルウォーターを使用する場合は、「軟水」を選びましょう。家でウォーターサーバーを使用している場合は、水が軟水かどうか確かめてください。

なお、日本で採水されたミネラルウォーターは、そのほとんどが軟水です。一方、外国のミネラルウォーターは一般に調乳には不適切です。外国のミネラルウォーターを好んで購入している場合は注意しましょう。

浄水器を通した水はすぐ使うよう心がけを

浄水器を通した水でもミルクは作れますが、浄水作用により塩素が抜けているため、雑菌が繁殖しやすくなっています。水はすぐ使うよう心がけ、冷蔵庫に保管する場合でもその日のうちに使い切りましょう。

調乳には赤ちゃん用の水も便利

市販されている赤ちゃん用の水は「調乳用」として加熱殺菌された水です。メーカーによってそのまま使える製品と、煮沸の必要がある製品があるので説明書きをきちんと確認しましょう。ペットボトルで販売されている商品も多く、外出先でも手軽に利用できる点や、温めたらそのまま湯冷ましとして与えられる点もメリットです。

井戸水は危険! 乳児ボツリヌス菌のリスクあり

井戸水にはボツリヌス菌・ウェルシュ菌などの「煮沸しても死なない菌」が含まれる可能性があります。煮沸処理を行っても食中毒を起こす可能性があるため、調乳には絶対に使わないでください。

3.水道水でミルクを作るときのポイント

赤ちゃんへの細菌・ウイルス感染を防ぐため、ミルク作りは衛生面に十分配慮して行う必要があります。特に哺乳瓶や手指の消毒は念入りに行いましょう。

(1)手指消毒を行う

手指からの感染を予防するために手洗いを行います。よく泡立てたせっけんで手をもむようにしから流水で洗い流しましょう。指の間や爪の先、手首などもしっかりと洗い、最後は清潔なタオルで水分を拭き取ります。

(2)煮沸消毒した哺乳瓶を使用する

哺乳瓶や計量スプーンなど、調乳に使用する器具は必ず煮沸消毒しておきます。特に哺乳瓶は洗い残しが多くなりがちで、手洗いでは殺菌が不十分です。必ず熱湯や専用の器具、ミルトンなどを用いて消毒しましょう。なお、煮沸消毒は哺乳瓶を洗浄したあとに済ませておくとスムーズです。

【煮沸消毒の方法】

  1. 鍋などの大型容器に水を満たし、洗浄した哺乳瓶や調乳器具を水に浸す。このとき、器具内に気泡ができないようにする。
  2. 容器にフタをして沸騰させる。
  3. 次に哺乳瓶や調乳器具が必要となるまで容器にフタをして保管する。

(3)水道水を煮沸する

水道水は10分ほど煮沸させて、カルキを抜きます。

(4)ミルクは70℃以上のお湯で作る

ミルクは必ず70度以上のお湯で作ります。これは、ミルクに混入する可能性がある「サカザキ菌」や「サルモネラ菌」を殺菌するためです。

サルモネラ菌は下痢や発熱などの症状を引き起こします。粉ミルクに混入することはほぼありませんが、手や哺乳瓶に汚れがあるとミルクに混入する可能性があります。

サカザキ菌は軽い下痢などを引き起こす菌ですが、海外では髄膜炎との関連も指摘されており、乳児が死に至ったケースもあります。日本の製品に含まれるのはごく微量で、333g中に1個程度(厚生労働科学研究調べ)とされていますが、油断は禁物です。

(5)人肌まで冷ます

赤ちゃんがやけどをしないように、哺乳瓶を流水に当てたり、氷水の入った容器に入れたりして冷やします。なお、ミルクの温度は人肌程度(36度~40度)が最適とされています。手首の内側にミルクを数滴垂らして、熱さを確認してください。

(6)ミルクの作りおきはしない

雑菌が繁殖する可能性があるため、ミルクの作り置きは控えます。溶かしたミルクや飲み残しは2時間経過したら廃棄してください。

4.水分補給のタイミング

赤ちゃんや子どもは大量の汗をかくため、適度な水分補給が大切です。虫歯や肥満を防ぐためにも、麦茶や水などをメインに与えましょう。

子どもの水分補給は水や白湯、麦茶がおすすめ

水分補給には、常温の水や白湯、麦茶などを少しずつ与えます。
ジュースなどの糖分を含んだ飲み物ばかり与えていると、虫歯や肥満のリスクが高まります。また、コーヒーや紅茶、緑茶には脳を刺激する「カフェイン」が含まれるため、子どもに与えるのは控えるべきです。牛乳は栄養が豊富な分、消化が難しいというデメリットがあります。満1歳を過ぎてから与えましょう。

赤ちゃんはお風呂上がりや外出中に

赤ちゃんは母乳やミルクで十分な水分を摂取しているため、無理に飲み物を与える必要はありません。暑い日や大量に汗をかいた場合に、白湯や麦茶を与えるのがおすすめです。

幼児は食事や運動の前後に

幼児になると自分で飲み物を飲むようになりますが、飲みすぎを防ぐためにも親や家族によるコントロールが必要です。ペットボトルなどをそのまま渡すのではなく、コップに必要量だけ注いで飲ませると管理しやすくなります。

5.まとめ

ミルクの調乳には水道水を用いましょう。ミネラルウォーターを使う場合は軟水を使用し、赤ちゃんの内臓に負担がかからないよう配慮します。また、調乳は衛生管理が何よりも重要です。手洗いや殺菌をしっかりと行い、安心・安全なミルクを作りましょう。

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