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  3. 和食や離乳食作りにも便利! 「水だし」のすすめ

料理のたびに毎回だしを取るのは手間がいる作業ですが、水に入れて一晩置くだけで作れる「水だし」なら誰でも簡単に本格的なだしが取れます。ここでは、和食や離乳食作りにも便利な水だしの基本的な作り方と水だしを活用したレシピを紹介します。

目次

1.水だしの作り方

2.水だしの日持ち・保存方法

3.水だしを活用したレシピ7つ

4.だしがらの活用方法

5.まとめ

1. 水だしの作り方

水だしとは、水に昆布やかつお節、煮干しなどを入れて作るだしのこと。わざわざ水を沸騰させたり、タイミングを見計らって材料を取り出したりする必要がないため、誰でも簡単にだしを作ることができます。早速、基本の水だしの簡単な作り方を見ていきましょう。

基本の作り方

だし巻き卵やお吸い物など、さまざまな和食料理に合う昆布とかつお節を使った水だしのレシピを紹介します。

材料(1ℓ分)

  • 昆布:10cm(約5g)
  • かつお節:15~20g
  • 水:1ℓ
  • 塩:ひとつまみ
  • 砂糖:ひとつまみ

レシピ

  1. 麦茶ポットなどに昆布とかつお節を入れる。
  2. 塩と砂糖をそれぞれひとつまみ入れる。
  3. 水を注ぎ、一晩(約6時間)置けば完成。

おすすめの容器

色が分かるように容器が透明で、ふたがきちんと密閉できるものがよいでしょう。材料の入れやすさを重視するなら、ふたを開けたときの容器の幅が大きなものを、後片付けを楽にしたいなら、茶こし付きタイプのものを選ぶとよいでしょう。

「だし汁パック」を使えばさらに時短できる

だしを取った後に材料が水の中に混じって取り除くのが面倒な場合は、パックに材料を詰めて使うとよいでしょう。パックは「不繊布バッグ」「お茶パック」などの名称で販売されており、スーパーやネット通販で手に入れることができます。

煮出しとの違いは?

大きな違いは雑味が少ないことです。煮出しでは材料から灰汁が出てしまうことがありますが、水でだしを取ると火を通さずにじっくり時間をかけてうまみを抽出するため、あっさりとした上品な味わいになります。また、冷ます必要がないことも水だしの特徴の1つです。おひたしや冷たい麺のつゆにもすぐに使えて、時短料理に役立ちます。

水にこだわるなら軟水の天然水を

水だしに使う水は水道水でも構いませんが、よりこだわって作るならミネラル成分の少ない軟水がおすすめです。ミネラルウォーターには軟水・硬水の2種類があります。軟水は硬水に比べて味がまろやかで、和食と相性がいいことが特徴です。一方、硬水は洋食と相性がいいですが、昆布やかつお節などと一緒に使うと灰汁が出やすくなるため、和食の調理にはあまり向いていません。ミネラルウォーターを購入する際は表示を見て判断し、軟水を選ぶといいでしょう。 キララ富士山の天然水は、硬度28mgの軟水です。採水地の標高は、富士山麓エリアでウォーターサーバー業界No.1の1,030m。標高の高い地は、工場などによる地下水への影響がなく、自然が育んだそのままの上質な天然水を採水することができます。キララ富士山の天然水であれば、だしをとる際も素材本来の味を妨げず、口当たりよく仕上げます。

2.水だし(水出汁)の日持ち・保存方法

せっかく作った水だしはおいしいうちに使い切りたいもの。水だしの日持ちや保存方法を紹介します。

冷蔵なら1週間程度

冷蔵保存の場合は、1週間程度持ちます。ただし、夏場は傷みやすいため4~5日で使い切りましょう。

おすすめの保存方法

料理したいときにすぐ使えるよう、ピッチャーに入れておくのがおすすめです。

冷凍なら2週間程度

冷凍保存なら2週間程度持ちますが、長期間入れておくと冷蔵庫の匂いが移ってだしの風味が変化する可能性もあります。なるべく早めに使い切りましょう。

おすすめの保存方法

冷凍する際は、ざるでだしをこして昆布やかつお節を取り除き、フリーザーバッグやタッパーに入れて保存するのがおすすめです。また、製氷器に入れてアイスキューブにすれば使いたい分だけ取り出せるため、時短料理や赤ちゃんの離乳食作りにも便利です。

3.水だし(水出汁)を活用したレシピ7つ

水だしを使ったおいしいレシピと、水だしを作った後の出しがらを活用したレシピを紹介します。

(1)おでん

だしのうまみが素材に染みわたるおでん。水だしを使えば、本格的なおでんが簡単に作れます。

材料(2人分)

  • 水だし:500㎖ (昆布・煮干しの組み合わせがおすすめ)
  • だしの昆布:10cm
  • 大根:6~8cm
  • 焼きちくわ:1本
  • ゆで卵:2個
  • 酒:大さじ1      ……A
  • 塩:小さじ1/3~1/2   ……A
  • しょうゆ:大さじ1/2   ……A

レシピ

  1. 大根は約2cmの輪切りにし、片面に十字に切り込みを入れる。 耐熱容器に入れ、ふんわりラップをしたらレンジで5~10分加熱(600Wの場合)。
  2. ちくわを斜め半分に切る。昆布は縦に細く割いて結ぶ。
  3. なべに水だしを入れて加熱し、Aの調味料を入れる。1、2を入れて煮立ったら、弱めの中火で20分煮る。

(2)みそ汁

一人暮らしにも便利な、水だしを使った簡単みそ汁のレシピ。お好みで豆腐やネギ、お麩などを加えても。

材料(1人分)

  • 乾燥わかめ:1つまみ
  • 水だし:200㎖ (昆布・煮干しの組み合わせがおすすめ)
  • みそ:大さじ2/3~1

レシピ

  1. 耐熱性のお椀にみそと乾燥わかめを入れる。
  2. 水だしを注ぎ、スプーンでみそをとく。
  3. ふんわりラップをかぶせ、レンジで2~3分加熱。(600Wの場合) 水だしでみそを溶いた後、お湯を注ぐだけでもOKです。

(3)そうめん

さっぱりしたいときや食欲がないときにおすすめのそうめん。水だしを使えばワンランク上の味わい深いめんつゆが簡単に作れます。

材料(2人分)

  • そうめん:4束
  • 水だし:200㎖           ……A (昆布・かつおの組み合わせがおすすめ)
  • 薄口しょうゆ:大さじ2      ……A

レシピ

  1. Aを混ぜてめんつゆを作り、冷蔵庫で冷やしておく。
  2. 鍋にたっぷりお湯を入れて沸騰させ、そうめんを1分30秒~2分ゆでる。
  3. ゆであがった麺をざるに移し、水で洗い流して粗熱を取る。
  4. めんつゆにそうめんを入れて完成。お好みでネギや大葉、ミョウガなどの薬味を添えてもいいでしょう。

(4)お吸い物

低カロリーでホッとする味のお吸い物。好きな具材と水だしを入れて煮立てるだけで即席お吸い物の完成です。

材料(2人分)

  • 水だし:400㎖ (昆布・かつおの組み合わせがおすすめ)
  • 塩:少々
  • 薄口しょうゆ:少々
  • 三つ葉:適量
  • かまぼこ:4切れ

レシピ

  1. 三つ葉をざく切りにする。
  2. 鍋に水だしとかまぼこを入れて沸騰させ、塩としょうゆで味付けする。
  3. お椀にだしを注ぎ、三つ葉を添えて完成。

(5)カボチャの煮物

難しそうなイメージのある煮物料理も、水だしがあれば簡単。1品添えれば食卓も彩り鮮やかになります。

材料(2人分)

  • カボチャ:1/4個
  • 水だし:250㎖ (昆布・煮干しの組み合わせがおすすめ)
  • しょうゆ:大さじ1
  • 砂糖:大さじ1

レシピ

  1. カボチャの種とワタを取り除き、レンジで1~2分加熱。(600Wの場合)
  2. カボチャを3~4cm角にカットし、皮の硬い部分はところどころ切り落とす。
  3. カボチャの皮を下にして鍋に並べて、水だしをかぼちゃがひたるまで入れる。
  4. 砂糖、しょうゆを加えてアルミホイルなどで落しぶたをし、中火で5~6分煮る。カボチャに竹串がスッと通るくらい柔らかくなったら、冷まして完成。

(6)茶碗蒸し

水だしがあれば下準備は不要。簡単においしい茶碗蒸しが作れます。おもてなし料理の1つとしてもおすすめです。

材料(2人分)

  • 卵:1個
  • カニカマ:4本
  • 三つ葉:少々
  • 水だし:200㎖ (昆布・かつおの組み合わせがおすすめ)
  • 酒:小さじ1/2      ……A
  • 塩:小さじ1/3      ……A
  • 薄口しょうゆ:小さじ1/2 ……A

レシピ

  1. カニカマは4等分に切り、三つ葉はざく切りに。
  2. 卵を泡立てないようにかき混ぜ、ある程度混ぜたらAと水だしを加える。
  3. 卵液をざるで静かにこす。
  4. 耐熱性容器にカニカマを入れ、卵液を静かに流し入れる。泡ができたら竹串でつぶす。
  5. フライパンに水を3cmほど入れ、沸騰したら容器を置く。ふたをして強火で1分、弱火で13分蒸らしたら、三つ葉を添えて完成。

(7)だし巻き卵

お弁当にもおつまみにもあるとうれしいだし巻き卵。下準備の手間いらずで、簡単に本格的なだし巻き卵が作れます。

材料(2人分)

  • 卵:4個
  • サラダ油:適量
  • 水だし:45㎖ (大さじ3) (昆布・かつおの組み合わせがおすすめ)
  • みりん:小さじ1      ……A
  • 酒:小さじ1        ……A
  • 薄口しょうゆ:小さじ1と1/2 ……A

レシピ

  1. 卵をときほぐし、水だしとAを入れて混ぜる。
  2. 卵焼き用フライパンに油をひき、余分な油を拭き取る。卵液の1/3を入れて全体に広げ、半熟になったら手前に向かって巻く。
  3. 巻いた卵をフライパンの奥に寄せ、空いた手前のスペースに油を薄く引く。残りの卵液の1/2を流し入れる。半熟になったら手前に向かって巻く。これをもう一度繰り返す。
  4. 箸で整え、粗熱が取れたら食べやすい大きさに切って完成。

4.出しがらの活用方法

水だしを作ったあとに余る出しがら。少し手を加えてご飯のお供としていただいてしまいましょう。ここでは出しがらの活用方法を2つ紹介します。

つくだ煮

だしを取った後の昆布にはまだ栄養とうまみが残っています。煮詰めてつくだ煮にリメイクしましょう。

材料(2人分)

  • だしの昆布:150g(茶碗1杯くらい)……A
  • 水:200㎖              ……A
  • 酢:大さじ2           ……A
  • しょうゆ:大さじ4        ……B
  • みりん:大さじ2         ……B
  • 砂糖:大さじ2          ……B
  • かつお節:適量

レシピ

  1. Aを入れて沸騰させる。昆布が柔らかくなるまで中~弱火で20~30分煮る。
  2. 昆布が柔らかくなったら煮汁を強火で飛ばす。
  3. 煮汁がなくなったらBを入れて弱火で20~30分煮る。かつお節を入れて炒めて完成。

ふりかけ

余った材料も一手間加えればお手製のふりかけに変身。ここでは柔らかい食べごたえのふりかけのレシピを紹介します。

材料

  • だしの昆布:余った分
  • めんつゆ:少々
  • かつお節:適量
  • 白炒りごま:少々

レシピ

  1. だしがらの昆布を細長く切り、めんつゆを入れて煮汁がなくなるまで煮る。
  2. 煮汁がなくなったらかつお節を加えて、白ごまを入れてあえる。

5.まとめ

水だしは材料さえあれば誰でも簡単に作れます。料理の手間を短縮したい方や、赤ちゃんの離乳食にだしを使いたい方、和食を楽しみたいけれどだしを取るほどの気力はないという方は、手軽な水だしを試してみてくださいね。  

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